週刊新潮 愛犬が食べてはいけないペットフード…だけではない!?

週刊新潮 愛犬が食べてはいけないペットフード…だけではない!?

涼しくて良かったのになんだかまたしても暑くなりそうな本日。

雨が降っても車はきれいになっていませんでした(´;ω;`)なマーブルとイヴです。こんにちわん!

 

 

先週今週と2週に渡って週刊新潮の人気特集「食べてはいけない〇〇」がペットフードをピックアップしています。

危ない実名リスト!なんて言われてしまうとドキドキしてしまいがちですが、所謂添加物にフォーカスした食べてはいけないリスト。

 

家族が3食365日コンビニ弁当に頼っていたら…。という書き出しで始まる本特集。

本文中にある

農水省が行った意識調査によると、犬の飼い主が7割、猫では8割が、手作りはなし、市販のペットフードだけを与えて飼育しているという

という部分。このデータってペットフード安全法制定に際しての調査データで11年前のデータだったりして、現在の状況に即しているのかは少々怪しい状況。http://www.maff.go.jp/j/study/other/pet_food/pdf/data2_4.pdf

 

ペットフードをいわゆる「加工食品」と例え、スーパーやコンビニ弁当のようなものと呼んでいますが、真摯に企画されたペットフードは「加工食品」の枠を超え「おいしく常食できるサプリメント」と呼ぶべきかなと。

そして、

手作り食を頻繁に与えられるほど、時間的・金銭的に余裕のある飼い主は多くないはずでかなりの部分をペットフードに頼るのはやむを得ない

とありますが、なぜか手作り食できないからペットフードを使用するという論調。

忙しいから食事を作れず子どもにコンビニやスーパーで購入したお弁当やお惣菜ばかりを食べさせていることって良くないよね?って感じと同義なこじつけな前提が、ペットフードは良くないというミスリードに繋がるわけです。

 

 

もちろん、掲載されている添加物は摂取しても問題ない!なんて個人的には口が裂けても言わないですし、リストに掲載されている製品もマーブルとイヴも食べたことはありません。

髭犬祭をはじめとしたこれまでの各種ドッグフェスにおいても、記載されているメーカーさんのご出店はお断りしていたり、むしろ知名度はまだまだだけれどもこだわって企画・開発されたプレミアムドッグフードをご紹介してきました。

これらの添加物が含まれるかどうかは商品の裏の『原材料名』を見れば簡単にわかります。

~中略~

是非とも製品をレジに持っていく前にこの”点検”を習慣化させたいものである。

このように結ばれる今回の食べてはいけない~特集。これまで各種フェスにご参加頂き、ドッグフードを購入されたりサンプルを頂いた方はぜひその製品の裏面の原材料名を今一度ご確認頂きたく思います。

 

そして、新潮の特集は置いておいて、もう一歩突っ込むならばなぜドッグフードの成分記載欄には炭水化物の記載が無いのかも気にしてほしいのです。

……

………

マーブルを迎えた4年前。お店で薦められたドッグフードはロイヤルカナン。シュナのイラストの製品もあったのになぜかジャックラッセルテリアのイラストの製品を薦められ、その疑問を投げかけたところ「中身は一緒」に納得した無知さ加減。

続いて薦められたシャンプー。コスメの企画のお仕事もしているマーブルパパは即座に製品の裏面を見る。その時その目に飛び込んできたものは裏面ラベルに全成分が記載されていない説明文だけなのだったああぁあぁ!!

薬機法では化粧品の裏面ラベルまたは外箱に全成分を表示しなくてはならないのです。ただ、犬用シャンプーは雑貨扱いゆえに全成分を表記しなくていいという現実。この時ペットを取り巻く環境&法律には何か闇があるなぁ~と思ったのでした(笑)

 

ただ、結論ありきのキャッチーな記事だけでなく、様々な考え方や実験を踏まえて導き出された結果もあると思いますので農林水産省の資料のページもおしらせしておきます。

 

ペットフードの安全関係(ペットフード安全法 事業者のみなさま向けページ)

http://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/index.html

亜硝酸塩、BHA、BHT、プロピレングリコールに続いてもしも次回があればピックアップされるであろうエトキシキンの国内外の基準値に関する資料も公開されています。http://www.maff.go.jp/j/council/sizai/siryou/21_20/pdf/data2.pdf

 

立場やその時代の研究結果に基づいた主張やコンセプトがあるのは重々承知しておりますが、愛犬たちはオーナーさんからもらったものは喜んで食べるものですよね?

知らないで買っているのと知っていて選択するのは大きな違いがあると思います。各種メディアに掲載されている記事で気になった点はそのまま信じるのではなく「なんでだろう?」という視点で少しだけでも調べることが愛犬にとっての幸せに繋がります。

 

 

ドッグフードに限らずなのですが愛犬の食事って本当に難しい!難しいがゆえに楽しい!

ドッグフードジプシーって言葉は悪いことと捉えられがちですが「我が社の製品を食べ続けてほしい」というメーカーさんが作ったキャンペーンワード。

人間だって栄養バランスが取れているからと言って毎食同じものを食べていれば飽きてしまうし、愛犬の食事だって色々なものを食べて食べ方も工夫してジプシーじゃなくてローテーションして様々な食事を楽しむ時代になってもいいのではないかと思います。

 

そして、そのうち『知っているようで知らないドッグフードの選び方生討論会』とか開催したいと思ってます(笑)

肉だけ食べていればグレインフリー?、必須脂肪酸ってどれぐらい摂取すればいいの?、ヨーグルトを食べていれば腸内フローラって安心?…こんな疑問もドッグフードメーカーさん数社をお招きし、議論して頂き食を取り巻く様々な情報を教えてもらう。面白そうじゃないですか?(笑)

 

 

以上、安全・安全ではないでなく法令に基づいて製品を製造するメーカーさんがいらっしゃるのも実情。

出版も無料ではないのでショッキングなキャッチコピーによって興味を引いて販売部数を伸ばす必要があるのは重々承知しているのですが、だからこそ記事を読んだ方に正しい(できれば最新の)情報を提供して、いたずらに不安を煽るのではなく”ペット”たちにとっての最適な環境をつくるためのジャーナリズムであってほしいなと思う今日この頃でございます。なマーブルとイヴがお届け致しました。

久々にいっぱい文章書いたマーブルとイヴにバナークリックをよろしくお願い致します(‘◇’)ゞ

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